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PC AT互換機でOSが起動する場合の処理について説明します。 その前にまずは、MBRについて説明する必要があります。 MBRとは、マスターブートレコードの略であり、ハードディスク等の先頭に位置付くディスク領域に存在します。 該当ディスク領域には、O/Sを起動するプログラムを呼び出して実行する”ブートローダー”とO/Sを起動する際に必要な情報が収まっている”パーティションテーブル”があります。 パーティションテーブルは、4つあり以下の情報が管理されています。 ・どのパーティションからO/Sを起動するか ・起動O/Sのパーティションの開始位置 (どのシリンダ/ヘッダ/セクタにあるか) ・起動O/Sのパーティションの終了位置 (どのシリンダ/ヘッダ/セクタにあるか) ・パーティション自身の開始位置がハードディスクの先頭から 相対的にどこにあるか ・パーティション自身の総セクター数 イメージ図 では、次にハードディスクから起動する場合の大まかな流れを説明します。 @PCの電源投入(リセット操作)により、 BIOSのプログラムがハードウェアチェック ABIOSで設定された起動順序に従って、 フロッピ、CD-ROM等を検出。 最終的にハードディスクの先頭にある 領域(MBR)を読み込む BMBR上に書かれた「ブート・ローダー」が O/Sを起動するプログラムを呼び出したり、 他のブートローダーを呼び出す と、言うようにO/Sの起動の振る舞いは、MBRに書かれてたブートローダーの内容に依存します。 では、次にDOSブートローダー(WIN系)とLILO(linux系ブートローダー)の違いについて見てみましょう |
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